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緊急指令!ツバメの雛を救え!

まだ朝早く、(といっても7時頃の話ですが・・)

「ねえねえ、たいへんだよ!

軒下にあったツバメの巣が下に落ちてるよ!」

まだ寝ていたい僕に家内が声をかけてきました。

最近、早朝ウォーキングしてる家内が気づいて、すぐに家に引き返してきた模様です。

1階の店舗(以前のお店)だった軒下に、スポットライトがあり、その上にツバメが巣を作っていたのです。

器用に作るもんだな、と思っていたのですが。

「カラスにつつかれて、下に落ちちゃったのかな!

ねえ、見に来て!早く!早く!雛が下に落ちているんだよ!」

けたたましく耳元で喋られて、落ち着いて寝てるどころではなく、しぶしぶと見に行きました。

言われた通り、無残にも巣が下に落ちてバラバラ状態です。雛も4匹いますが、一匹は打ち所が悪かったようで、すでに死んでいました。3匹のうち2匹が元気ですが、寒いのか、3メートル近くも落下した恐怖からか、プルプルと震えながら体を寄せ合っていました。

カラスにやられたにしては、どうもおかしいと思って、よくよく見てみると巣のあったスポットライトが下を向いています。

「あ!スポットライトが巣とツバメたちの重さで、下にさがってしまったんだ!」と気付いたのですが、このままほっといたら、カラスに食べられるのは目に見えています。

そうこう考えているうちに、家内が箱を持ってきました。

巣の代りと言ってはちょっと大きめですが、親鳥と雛たちが入るのならこれでもいいかなっと、早速、巣の取り付けです。

外では親鳥らしきツバメが心配そうに、ピーピーと鳴いて、ときどき近くまで飛んできます。まさに泣いているようです。

あんなに小さな体なのに、しっかりと親としての自覚と責任を感じているんだなぁと感心しました。

家内と二人で、巣の取り付けに四苦八苦したあげくに、やっと完成し、3匹の雛とバラバラになった巣のかけらを少し入れました。

後は親鳥が帰ってくるだけです。(ここが一番の問題です)

「親鳥は帰ってくるかな?」家に入り、家内と朝食を食べてしばらく様子を見ることにしたのですが、気になってしようがありません。

静かに巣の様子を見に行くと、いるではありませんか!親鳥が!

「やった!よかった!親鳥が帰ってきた!」と、二人で大喜び。

ということで、無事3匹の雛たちは命拾いできました。

小さな命でもかけがえのないもの、ちょっと教えられました。

2週間後、雛たちは巣立っていきました。

この巣に来年、戻ってくるかな・・・・?

日差しが暑くなりかけた初夏の出来事でした。